照ノ富士が春巡業で取組復帰、トーナメントV 両膝の回復印象づける
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大相撲の春巡業が15日、神奈川県藤沢市で行われ、両膝のケガで4場所連続休場中の横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が取組に復帰し、16人による幕内トーナメントで優勝した。
1回戦で阿炎を上手投げで下すと、2回戦で同部屋の翠富士、準決勝で関脇霧馬山をいずれも寄り切り。決勝も小結若元春を力強く寄り切った。
昨秋以来の巡業復帰となる照ノ富士は、2日に行われた伊勢神宮奉納大相撲では「できることを精いっぱいやって、五月場所に臨みたい。この巡業で頑張っていこうかなと思っている」と夏場所(5月14日初日、両国国技館)の出場に強い意欲を示していた。今巡業ではこれまで取組に出場していなかったが、満員札止め5400人の観衆の前で1日に4番取って、順調な回復を印象づけた。