“りくりゅう”が自己ベスト締め 演技後に事件発生?“頭ポン”に三浦「いつもより優しくなくて」木原「加減を間違えた」

 頭を強くたたきすぎて痛がる三浦璃来と困った木原龍一(撮影・佐々木彰尚)
 頭を強くたたいて痛がる三浦璃来(右)と気遣う木原龍一(撮影・佐々木彰尚)
 演技を終えて抱き合う三浦璃来、木原龍一(撮影・佐々木彰尚)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(15日、東京体育館)

 ペアフリーが行われ、3月の世界選手権で日本勢初優勝を果たした“りくりゅう”こと三浦璃来(21)、木原龍一(30)組=木下グループ=が143・69点の自己ベストで2位だった。

 今季の締めくくりの演技は、2人で抱き合うフィニッシュポーズで終えた。3連続ジャンプでミスが出たが、リフトを全てレベル4でそろえるなど充実の内容。自己ベストを出し、木原は「調整が難しかったけど悪くはなかった」とうなずいた。

 演技後に“頭ぽん事件”もあった。木原が三浦の頭をぽんとたたいたが、「いつもより優しくなくて」と三浦。痛がるポーズで観客をなごませた。木原が「加減を間違えました」と笑えば、三浦も「あれ?怒られたかな?って」と一緒に笑った。

 今季を終え、「1シーズン、1シーズン重ねるごとに成長できている」と三浦はうなずく。来季は新しいリフトを導入し、さらなる高みを目指す。強豪・ロシア勢はウクライナ侵攻により国際大会からの除外が続いており、今大会にも参加していない。そのことを問われた木原は「今のままだと戻ってきた時に勝てないと思う。修正していければ」と力を込めた。

 “りくりゅう”は3月の世界選手権を制し、同一年度で主要国際大会を全て制す“年間グランドスラム”を達成したばかりだった。14日のショートプログラム(SP)では自己ベストの80・72点に迫る80・47点の2位で、今季世界最高の82・25点を出した1位の米国ペアに次いだ。

 世界国別対抗戦は世界ランキング上位6カ国・地域で争われる。3大会ぶりの優勝を狙う日本は14日終了時点で総合3位だった。15日のペア終了時点では総合85点で2位に順位を上げた。

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