フィギュア平昌五輪銀メダルのメドベージェワが引退 背中の怪我で「プロスポーツを完結」 露報道 20年以降大会出場せず
フィギュアスケート女子の18年平昌五輪銀メダリストで、2度の世界女王にも輝いたエフゲニア・メドベ-ジェワ(23)が13日に公開されたロシア・メディア「HeLLO!Russia」のインタビューで、引退について言及。競技生活において背中の慢性的な痛みに悩まされ「プロスポーツのキャリアを完結した」と語った。メドベ-ジェワはこれまで公式な引退を表明していなかった。ロシアのスポーツ局「Match TV」は「フィギュアスケーターのエフゲニア・メドベージェワが引退を決めた理由を説明した」と報じた。
同選手は「競争はやめたくなかった」と話した一方で「私は背中に非常に大きな問題を抱えています。背中の神経すら取り除かなければならなかったが、それでもダメでした。18歳から19歳の頃は痛みは絶え間なく続きました。したがってプロスポーツのキャリアを完結させることを決めました」と、決断に至った理由を説明している。「競技会は本当に恋しいが、一方で競技会がなければ人生は穏やかです」と、現状を語った。
今後についてはコーチ業ではなく、メディア活動に軸足を置いていく意向を示した。平昌五輪後、一時カナダに拠点を移し、19年3月の世界選手権で銅メダルを獲得。20年9月に再びエテリ・トゥトベリーゼコーチとの師弟関係を結びんだが、20年以降は大会に出場していなかった。アイスショーなどには出演。22年北京五輪は平昌五輪金メダルのザギトワらとともに現地でキャスターを務めた。