バスケ女子Wリーグ シャンソン選手の大量退団問題に「2次調査を進める予定」と発表 完了時期は「未定」
バスケットボール女子のWリーグは20日、「シャンソン化粧品 シャンソンVマジックに関する報道について」としてリリースを発表。2月に選手7人とヘッドコーチが退団したことについて、退団選手7人へのヒヤリングを終え、他の関係者への2次調査を進めると報告した。
「当リーグは、シーズン中における同一チームからの複数名の退団という事態を受け、当リーグのコンプアライアンス委員会のメンバー(弁護士)からなる調査チームを編成し、3月より1次調査として、退団選手7名からのヒアリング調査等を行ってまいりました」と報告。「退団選手7名からのヒアリング調査等は既に終了しておりますが、1次調査を実施した調査チームより、他の関係者を対象とした2次調査を要するとの報告を受けております。これを受け、当リーグといたしましては、シャンソン化粧品シャンソンVマジックその他関係者に協力を要請し、2次調査を進める予定です」と状況を明かした。
「なお、調査完了時期につきましては、今後のヒアリング実施状況等にもよるため、未定となっております」としている。
シャンソン化粧品は2月22日、選手7人と李玉慈ヘッドコーチの退団を発表。「方向性の違い」と説明し、報告の遅れなどについて謝罪していた。また今月11日には、パワハラがあったという一部報道に対し「パワーハラスメントに該当するものではございません」と見解を示していた。
この日、退団選手7人を代表して元日本代表・藤岡麻菜美(29)がSNSでコメントを発表。「退団した選手としては、今日現在まで、この件に関して発信せずに参りました。しかし、2月22日、4月11日のシャンソン化粧品の発表について、一部事実と異なる部分があり、また、記載されていない事実関係もあると認識しており、今回発信させて頂きました」とコメント。調査を進めているWリーグには録音の提出なども行っていることを明かし「調査の結果を待ちたい」としていた。