体操女子 女子予選は14歳の新星・山口幸空が首位発進「まだ、たまたまじゃないかと思っている」全日本個人総合選手権
「体操・全日本個人総合選手権」(20日、東京体育館)
世界選手権(9~10月、ベルギー)の代表選考を兼ねて女子予選が行われ、14歳の新星・山口幸空(さら、米田功体操ク)が54・566点で首位発進した。
山口は平均台で全体1位の14・200点の高得点を出すと、床でも全体2位の13・500点と存在感を示した。堂々の首位発進にも「まだたまたまじゃないかと思っている」と照れ笑い。この日の演技は「80点」とまだ課題が残るという。22日の決勝へ、「メダルを狙える位置にいる」と見据えた。
昨年の世界選手権の平均台で金メダルを獲得した渡部葉月(筑波大)が53・598点で2位。昨年の世界選手権代表で、2月に右足かかとの疲労骨折が発覚した宮田笙子(順大)は53・198点で6位発進となった。
決勝は22日に行われる。世界選手権代表は5人で、女子は今大会得点が持ち点となる5月のNHK杯で4人が選ばれる。6月の全日本種目別選手権の結果を踏まえて残る1人が選出される。