体操女子 予選首位の14歳、山口幸空に悪夢 平均台降り技で左ひざ痛め担架で搬送 途中棄権 会場騒然 予選3位の山田も跳馬で負傷
「体操・全日本個人総合選手権」(22日、東京体育館)
予選トップ通過を果たした14歳を悪夢が襲った。予選1位だった山口幸空(さら、14)=米田功体操ク=は、順位を4位に落として迎えた3種目目の平均台の降り技で、着地した瞬間に左膝を痛め、尻もちをつき、倒れ込んだ。そのまま立ち上がることができず、担架でフロア外に運ばれた。
平均台の得点は13・166点だった。残り種目の床は棄権した。
今年の世界ジュニア個人総合銀メダリストの山口は予選の平均台で全体1位の14・200点の高得点を出すと、床でも全体2位の13・500点と存在感を示し、堂々のトップ通過。優勝の期待が高まっていた。
この日は1種目目の跳馬で、予選3位の山田千遥(ミズトリスポーツク)が左膝を痛めて、担架で搬送。そのまま途中棄権し、病院へと向かった。予選上位3人のうち、2人がアクシデントに見舞われる事態となった。