休養明け桐生祥秀 笑顔で国内復帰戦V「陸上楽しくなって戻ってきた」パリ五輪へ意欲「狙ってみたい」

 10カ月ぶりの国内復帰戦で、200メートルを制した桐生祥秀
 復帰戦を終えた後、スタンドのファンのスマートフォンにサインをする桐生祥秀
 復帰戦を終えた後、スタンドのファンへサインに応じ、ゼッケンをプレゼントするために即席でジャンケン大会を行った桐生祥秀
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 「陸上・Tokyo Spring Challenge」(22日、国立競技場)

 男子200メートル決勝で、100メートル元日本記録保持者の桐生祥秀(27)=日本生命=が20秒88(向かい風0・7メートル)で優勝した。長期休養を経て、昨年6月以来の国内復帰戦を制し「久々に優勝したのでうれしいですね。ケガして、色々あって優勝から遠のいていたので、久々に(予選から)1日2本ちゃんと走れた」と声を弾ませた。

 21年8月の東京五輪では個人種目に出場することができず、昨年6月の日本選手権を最後に休養。国指定の難病「潰瘍性大腸炎」を患っていたことも公表した。「元気じゃないんじゃないかと(思われているかもしれないが)、あれで終わりじゃなくて僕はまだまだ陸上人生を続けていく。表舞台に帰ってきて、笑顔の姿を見せることで陸上が楽しくなって戻ってきたんだなと思ってもらえるように。楽しく走っていたらタイムも上がったと、いい気持ちでいきたい」と明るく語った。

 また、来年のパリ五輪に向けては「ざっくりとですけど、狙ってみたい。狙えるなら狙いたい。東京五輪は個人では全然出られなかったし、五輪は(16年)リオ以来100メートルは出ていないので。」と意欲。日本陸上連が設定したパリ五輪の派遣標準記録は10秒00で9秒台が必須となってくるだけに、「パリだったり(大きな大会)を目指してタイムを狙っていきたい」と語った。

 29日の織田記念国際(広島)では100メートルに出場予定。

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