豊昇龍 顔から土俵に落ちる気迫の稽古 血がにじむ額をぬぐい「大丈夫です」
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大相撲の春巡業が23日、群馬県高崎市で行われ、関脇豊昇龍(立浪)が気迫十分の稽古を見せた。小結若元春との申し合いで投げの打ち合いとなり、顔から土俵へ。すりむいた額には血がにじんだが、土俵から下りてタオルでぬぐうと、再び若元春と取り直しの一番に臨んだ。
この日は9番とって3勝5敗(取り直し1番)で、額の傷については「大丈夫です」とひと言。若元春とは意欲的に4番とって勝ちはなかったものの、胸を合わせて力を感じとった。
春場所は関脇で10勝挙げ、大関とりの起点を築くことに成功。17日の靖国神社奉納大相撲で「巡業でいい稽古ができている。やりたい人とやっているので」と話していたように、夏場所(5月14日初日、両国国技館)に向けた調整に抜かりはなさそうだ。