ラグビー 横浜が8トライを奪って快勝 デクラーク「何が起こるか分からない」プレーオフへ闘志

 前半、突進する横浜・デクラーク
 前半、トライを決める横浜・梶村(左)
 神戸に勝利し喜ぶ横浜フィフティーン
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 「ラグビー・リーグワン、横浜52-26神戸」(23日、花園ラグビー場)

 横浜が5月13日にプレーオフで対戦する埼玉戦(秩父宮ラグビー場)へ向けて大きな弾みをつけた。既に4位を確定させて、上位4チームが進出するプレーオフへの出場は決まっていたが、試合を通じて積極的な攻撃で神戸を圧倒。8トライを奪って10勝目を挙げた。

 開始早々にWTB松井千士が、南アフリカ代表のSHファフ・デクラークとのパス交換で左サイドを突破して先制トライを決めると、前半を26-12でリード。後半に神戸に反撃されたが、終盤にトライを重ねて最終的には26点差で突き放した。沢木啓介監督は「前半はなかなか支配できなかったが、後半は流れを引き寄せることができたと思う」と振り返った。CTB梶村祐介主将も「後半はディフェンスのバランスを修正しました。勝ち点の5ポイントを取れたので良かった」と納得の表情だった。

 昨シーズンの6位から着実にレベルアップして、ついにトップ4入り。フッカー庭井祐輔は「チームに入って10年目ですが、本当に長かったです。何が足りないのか、話し合いを重ねてきた。チーム全員でリーグ戦を戦い続けてきた」と感慨深げ。15勝1敗とリーグ戦を圧倒的な強さで1位通過した埼玉と対戦するが、「しっかりチームを締め直して、万全の状態で臨めるようにしたい」と下克上へ意欲をのぞかせた。

 沢木監督も一歩も引くつもりはない。「トップ4になったということは、優勝する権利があるということ。埼玉は素晴らしいチームだが、『当たって砕けろ』は好きじゃない。自信を持って臨む」ときっぱり。自在のゲームメイクで多彩なアタックを演出するデクラークも、「ここから先のステージでは何が起こるか分からない。チームはすごくいい状態。力を出せれば楽しみ」とニヤリと笑った。

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