体操女子 14歳、山口幸空は左ひざ前十字靱帯損傷 予選1位から悪夢の負傷も来年の全日本での復帰目指す
22日に行われた体操の全日本個人総合選手権女子決勝で、予選1位ながら、平均台の降り技で左ひざを負傷し、無念の途中棄権となった山口幸空(さら、14)=米田功ク=が24日、自身のインスタグラムを更新し、左ひざ前十字靭帯損傷と診断されたことを明かした。今季はリハビリに専念し、来春の全日本個人総合での復帰を目指す。
山口は診察を受けている様子の写真とともに「今日病院での診察とリハビリを受けてきました。診断名は前十字靱帯損傷でした」と説明。「来年の全日本個人総合復帰を目標にしてリハビリなど怪我をしない体作りや苦手種目の克服を頑張ろうと思います。今後とも応援よろしくお願いします。#米田功体操クラブ#体操女子#探究心の追求」と、前向きにつづった。
今年の世界ジュニア選手権個人総合銀メダルの山口は、20日に行われた予選で平均台で全体1位の14・200点、床でも全体2位の13・500点をマークするなど勢いを見せつけてトップに立った。年齢制限の問題で今年の世界選手権代表の出場資格はなかったが、来年の“パリ五輪の星”として、中学生での全日本制覇に期待が掛かっていた。しかし、決勝では3種目目の平均台の降り技の着地の際に左ひざを痛めて倒れ込み、そのまま担架で搬送。無念の途中棄権となっていた。