フィギュアスケートペアの三浦璃来（２１）、木原龍一（３０）組が２５日、都内にある所属先の木下グループ本社で、グランプリファイナル、四大陸選手権、世界選手権を制する日本初の年間グランドスラム達成の報告会を行った。会見では同社から報奨金がそれぞれ１４００万円、計２８００万円が送られた。

　３つのメダルを首から下げて晴れやかな笑顔で登場した“りくりゅう”。報酬金をもらい、自分へのご褒美を問われると、木原は「ガリガリ君が好きなので買いたい。いっぱい買えますね」とにやり。三浦も「私はぜいたくしてハーゲンダッツを買おうかな」と応戦し、会場は和やかな空気に包まれた。

　結成４年目でフィギュアスケート界に大きな歴史を刻んだ今季。来季からは追う立場から追われる立場となるが、「まだまだ私たちよりうまい選手はたくさんいる。来季はショートとフリーをそろえられるように」と三浦。木原も「勝ち続けることはできないという危機感が強い。しっかり練習したい」と成長を誓った。