米プロバスケットボールＮＢＡネッツの渡辺雄太（２８）が２８日、自身５季目のシーズンを終えてオンラインで取材に応じた。ネッツに移籍した今季は開幕ロースターを勝ち取ると、持ち味の守備に加えて３点シュート成功率４４・４％をマークし、自己最多の５８試合に出場。大きく飛躍を遂げ「過去に比べて、５年目が間違いなくベストシーズンだった。これで満足していないが、大きく成長できたと感じられた。自分にとって中身の濃い、いいシーズンだった」と充実の表情で振り返った。

　フリーエージェントとなり今後は新天地を探すことになるが、パリ五輪予選を兼ねて開催される男子Ｗ杯（８～９月・沖縄、フィリピン、インドネシア）については「現状、自分の中ではもちろんＷ杯に出るつもりでいる」と日本代表としてプレーする意欲を示した。「ただ、Ｗ杯前後（夏）は新しいチームが決まるかどうかという時間でもある。最悪、（Ｗ杯に）出られない覚悟もしておかないといけないが、そこ（Ｗ杯）に向けて体をつくっていく。なかなか日本のファンの皆さんの前でプレーする機会がないので、僕としてはＷ杯に出たい」と思いを明かした。