多田修平 インスタでは休養示唆「少し休みます」 予備予選で組最下位 予選に進めず…苦悩を吐露「試合になるとスランプ」

 「陸上・織田記念国際」(29日、エディオンスタジアム広島)

 男子100メートルの予備予選にあたるセイコーチャレンジが行われ、東京五輪代表の多田修平(26)=住友電工=が10秒68(追い風0・3メートル)で、3組最下位の5着で、同日の予選に進めなかった。レース後は「体と気持ちがあっていない」と苦悩を語り、自身のインスタグラムでは「少し休みます」と休養を示唆した。

 表情は険しかった。雨の中でのレースとなったこの日は「若干足の張りがある」と終盤でやや走りを緩め、組最下位となった。タイムには「それでも遅い」と苦い表情だった。

 レース後には「不安な気持ちは正直9割。試合になるとスランプというか、一気に体が重くなったり集中できなかったり。今日もそうだった」と吐露。「(これまで)試合は無心が多かったんですけど、去年から今年にかけては観客の声とかが耳に残るぐらいあまり集中できてない。そこら辺ですかね」と不調の要因を語った。

 「東京オリンピックにずっと向かってて。その目標が一気に消えたというか」。東京五輪の男子400メートルリレー決勝では1走を務めたが、2走の山縣亮太(セイコー)にバトンを渡すことができなかった。「失敗もしてしまったので。そこの切り替えがなかなか難しいのかなと。なかなか中身がついて来ないことが最近すごく多い。どう改善したら良いのか分からない」と話した。

 「正直何が悪いかは全然分からない。正直世界陸上を目指すという気持ちになれない。今年は悪い所を改善できると信じたい」と解決策を模索している。「パリも迫っている。心のどこかで自分で追い込んじゃっているのかも」と心境を話し、「どうにかして見つけて返り咲きたい」と力を込めた。

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