バスケW杯 日本は世界3位豪州と同組 ホーバス監督は覚悟「大変なグループ」 河村勇輝は武者震い「やりがいある」
国際バスケットボール連盟(FIBA)は29日、フィリピンで、今夏パリ五輪予選を兼ねて開催される男子W杯(8~9月・沖縄、マニラ、ジャカルタ共催)の組み合わせ抽選を行った。開催国の日本(世界ランク36位)は1次リーグE組で世界ランク3位のオーストラリア、11位のドイツ、24位のフィンランドと対戦することが決定した。
日本代表のトム・ホーバス監督は抽選会後、日本協会のYouTubeチャンネルの生配信番組にオンラインで出演し「うちのグループは大変。相手は強いチームばかり。これからスタッフがスカウティングして準備するしかない」と厳しい戦いを覚悟した。今大会はアジア1位を取れば、パリ五輪出場権を獲得できる。「うちの目標は、アジア1位になって五輪切符を取ること」と宣言した。
また、河村勇輝(21)は「世界でも強豪が集まったグループ。やりがいがある」と物おじせず言い切った。厳しい戦いは必至だが、「(真っ正面から)四つに組んで戦っても結果は見えている。自分たちのバスケ(をする)だけでなく、相手を惑わすような作戦をトムさんが立ててくださる。しっかり遂行しながら、トムさんを信じてプレーするだけ」とうなずき、「バスケファンは厳しい戦いを予想されている人が多いと思うが、僕が(代表に)入って1年たってないが、それでも積み上げたものがあると信じている。皆さんの声援を背に力を発揮して、1次グループを突破したい」と力を込めた。