ドルーリー朱瑛里 高校デビュー戦 800Mで圧勝 後続50M以上引き離す 今春に津山高に入学 地元岡山で高校総体地区予選会
「陸上・全国高校総合体育大会・岡山・美作地区予選会」(30日、津山陸上競技場)
1月の全国都道府県対抗女子駅伝で17人抜きを果たしたドルーリー朱瑛里(しぇり、15)=津山高=が、800メートルで高校初戦に挑み、2分16秒90で優勝した。今春に津山鶴山中を卒業し、津山高に進学していた。
序盤から一気に前に出ると、後続を置き去りに。50メートル以上引き離して圧勝し、2位に12秒22差をつけた。冷静な表情で引き上げた。
中学時代から目標は「インターハイに出場してしっかり活躍すること」と掲げており、今大会が最初の予選だった。これまでの800メートルの自己ベストは2分9秒47だった。
美作予選会を突破し、県大会に進出。今後は岡山県大会(5月26~28日)で上位6位以内、中国大会(6月16~18日、岡山)で上位6位以内に入ればインターハイ(陸上競技は8月2~6日、札幌)の進出が決まる。
学校側は今大会の取材に対して「陸上競技関係者を始め、一般の方々やマスコミの方々が彼女が競技しやすい環境を整えることが大切です。そういった面で、今回の大会での取材対応は真摯(しんし)なものでした」とコメントを出した。
◆ドルーリー朱瑛里(どるーりー・しぇり)2007年11月16日、岡山県津山市出身。小学4年の時に津山ジュニアで陸上を始めた。小学6年で県大会800メートル優勝。昨年は夏の全国中学選手権の1500メートル、秋のU16大会の1000メートルを制した。今年の全国都道府県対抗女子駅伝(京都)では3区(3キロ)を走り17人抜きで区間新記録を樹立。父がカナダ人で母が日本人。趣味は美術で、県から水彩画を表彰された経験もある。身長157センチ。