ラグビーリーグワン横浜 沢木敬介監督「自分たちのスタイルでどう崩すか」PO準決勝・埼玉戦

 ラグビー・リーグワンの横浜(リーグ4位)が1日、プレーオフトーナメント準決勝(13日、秩父宮)の埼玉戦(同1位)に向け、東京・町田市内で練習を行った。取材に応じた沢木敬介監督は「(埼玉より)有利な部分はチャンピオンとしてのプレッシャーがない。チャンピオンとしてのプレッシャーって相当なもの。僕らにはそのプレッシャーがないので、本当に100%チャレンジできるというのは唯一のアドバンテージ」と語った。

 直近のリーグでの埼玉戦ではラストプレーで逆転されたものの終盤までリードし、19-21と追い詰めた。その時にはゴール手前でトライにつながる“トリックプレー”を繰り出すなどして意表を突いた。SHファフ・デクラークは「前の試合はパナソニック(埼玉)にも勝てると信じることができたことが大きな収穫だった」とチームとして手応えを得た一戦でもあった。

 今回は練習途中の約30分間を非公開で調整した。沢木監督は「別にスペシャルプレーを前面に押し出しているわけじゃない」とした上で、「何をやってくるか分からないところを楽しんでもらえれば」と期待を膨らませた。

 相手はリーグ最少失点で1位の埼玉。ただ、横浜は東京ベイに並んで最多84トライの攻撃力でトップ4をつかんだ。「パナソニックのシステムは素晴らしいものがある。最小失点だし、それをまずしっかり崩さないと。僕らはチームとして動いて、チームとしてトライを取る。自分たちのスタイルでどう崩すかというところがキーになる」と指揮官。攻めの姿勢を貫き、下克上での決勝進出を見据えた。

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