宇野昌磨「表現者として一番目標としているスケーター」 現役引退の高橋大輔さんへの思い吐露
フィギュアスケートのアイスショー「プリンスアイスワールド」横浜公演が3日、KOSE新横浜スケートセンターで行われ、世界選手権2連覇の宇野昌磨(25)=トヨタ自動車=らが華麗な滑りを披露した。同公演は5日まで行われる。
公演後、宇野は、1日に現役引退を発表した10年バンクーバー五輪銅メダリストで、アイスダンスでも活躍した高橋大輔さんへの思いを吐露。幼少期からその表現力に憧れ、背中を追い続けてきた存在の引退に「僕が表現者として一番目標としているスケーター。それはこれからも変わらない」と語った。
公演では今季のエキシビション演目で、来季のSPでの使用も検討している「Padam.Padam」を滑り、フィナーレで4回転トーループを成功。右足首の怪我で4月の世界国別対抗戦を欠場してから、初の公の場での滑りとなったが「状態はあまり変わっていない。これ以上良くなることはないのかなと思う。レントゲンでは骨の形がちょっと変わっていた。これからどう付き合っていくか」と明かした。