照ノ富士 仕上がり順調「どんな体勢でも対応できる体に」 時津風部屋へ出稽古
「大相撲夏場所」(14日初日、両国国技館)
4場所連続休場中の横綱照ノ富士(31)=伊勢ケ浜=がペースを上げてきた。3日、都内の時津風部屋へ出稽古し、小結正代、関脇若元春、幕内阿炎と連続で10番とって8勝2敗。出場を目指す夏場所へ「順調に仕上がっているんじゃないですか」と感触を明かした。
若元春とは4番全てであえて相手得意の左四つに組んだ。最初の一番で寄り切られた以外は、懸命の攻めにびくともせず、力を出させてから寄り切り。「どんな感じかなと。どんな体勢でも対応できる体にしとかないと」と貫禄十分だった。この日の時津風部屋には14人の関取衆が集結した。4日の横審稽古総見を前に“復調デモ”を終え、着実に調整を進めていく。