吉村真晴 パリ五輪代表選考会で痛恨の初戦敗退「かみ合わなかった」引退の石川佳純には感謝「心構え学んだ」

 1回戦を戦う吉村真晴(撮影・伊藤笙子)
 1回戦で敗れ、肩を落とす吉村真晴(撮影・伊藤笙子)
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 「卓球・全農カップ平塚大会」(6日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館)

 第4回パリ五輪代表選考会として行われた。男子1回戦で、16年リオデジャネイロ五輪代表の吉村真晴(29)=TEAM MAHARU=は、19歳の浜田一輝(早大)に敗れた。パリ五輪代表争いで5番手につけているが、今大会から獲得ポイントが昨年の2倍となるだけに痛恨の初戦敗退。直前に出場していた国際大会からの切り替えに苦戦したといい「かみ合わなかった。(代表選考で)いいスタートを切りたかったが、初戦敗退で悔しい結果になった」と首をかしげた。

 大会直前には、女子で五輪3大会出場の石川佳純(30)=全農=が現役引退を表明。高校3年時から混合ダブルスでペアを組み、17年には世界一に輝いたこともある吉村は「率直に寂しい気持ち。(当時自身は)世界からは程遠い選手だったが、一緒に戦って、(石川から)世界で勝つのに必要なものやアスリートとしての心構えなど多くのことを学び、今の自分がある」と感謝。現役の日本代表では唯一となったリオ五輪世代として「僕自身はもう少し頑張ってやっていきたい」と、来年のパリ五輪に向けて返り咲きを誓った。

 吉村はこの後、世界選手権(20日開幕、南アフリカ・ダーバン)にシングルス代表として出場する。

 ◆パリ五輪代表選考ポイント男子上位(3月27日時点)

(1)張本智和=233・5点

(2)篠塚大登=159点

(3)戸上隼輔=150点

(4)及川瑞基=114・5点

(5)吉村真晴=108点

(6)曽根翔=95点

(7)吉山僚一=92点

(8)田中佑汰=90点

 ※今大会のポイント配分…1位=100点、2位=90点、3位=80点、4位=70点、5位=60点、6位=50点、7位=40点、8位=30点、ベスト16=20点、ベスト32=10点

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