桐生祥秀が予選で復活印象づける10秒03!3年ぶり10秒0台に「ここに戻ってこられた」決勝は10秒26で2位 木南記念

 「陸上・木南道孝記念」(6日、ヤンマースタジアム長居)

 男子100メートルの予選2組で、同種目の元日本記録保持者、桐生祥秀(日本生命)が10秒03(追い風0・7メートル)を出し、全体1位の記録で決勝へ進んだ。決勝では、10秒26(向かい風0・3メートル)で、10秒12の坂井隆一郎(25)=大阪ガス=に敗れて2位だった。

 桐生にとって10秒0台は、20年8月のナイトゲームズ・イン福井以来3年ぶり。決勝を後は、「予選で10秒0台を出して、いろんな人からお帰りと声をかけていただいた。自分自身の可能性を諦めずにここに戻ってこられた」と笑顔を咲かせた。この大会の目標は10秒1台に置いていたため「タイムは想定以上。ダメなことだと思うけど、予選で満足しちゃった」と苦笑いで明かした。

 桐生は昨季の日本選手権後に休養に入った。先月22日の東京スプリング・チャレンジ(国立競技場)の200メートルで10カ月ぶりに国内復帰戦に挑み、20秒88(向かい風0・7メートル)で優勝。同29日の織田記念国際では100メートルに出場し、決勝で10秒29(追い風0・5メートル)の5位だった。

 自身にとって「2、3年ぶり」というまったく故障のない状況で「最近は本当に充実している」と目を輝かせる。24年パリ五輪の参加標準記録は10秒00。「この大会のコンセプトは100点。(目標としている)8、9月のどこで10秒00の標準を出せるか」と、9秒台を視野に躍進を誓った。

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