卓球・戸上隼輔、選考会Vでパリ五輪代表選考2番手に浮上 全日本決勝再現で張本智和を返り討ち「信じられない」

 男子決勝を制し、インタビューで笑みを見せる戸上隼輔(撮影・伊藤笙子)
 男子決勝、張本智和(手前)からポイントを奪い、ほえる戸上隼輔(撮影・伊藤笙子)
 男子決勝、戸上隼輔(右)に敗れた張本智和(撮影・伊藤笙子)
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 「卓球・全農カップ平塚大会」(7日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館)

 第4回パリ五輪代表選考会として行われた。男子決勝は、全日本王者の戸上隼輔(21)=明大=が、東京五輪代表の張本智和(19)=智和企画=を4-3で撃破し、選考対象大会3度目の優勝を果たした。選考ポイント100点を獲得し、代表レース3番手から代表圏内の2番手に浮上した。

 今年1月の全日本選手権決勝の再現となった顔合わせで、戸上が再び張本を返り討ちにした。ラケットをフルスイングしながら日本のエースを攻略。シーソーゲームを制し、両腕を掲げて喜びを噛みしめた。

 場内インタビューでは「信じられない気持ちが一番強い。(張本は)日本を背負って立つ選手なので本当に強いなと思いながら戦った。僕は進化しているなと実感できた。世界選手権でメダルを取って帰ってきたい。世界で勝ちたい思いが強い」と語り、プロレス好きの21歳は「元気ですかー!」とおなじみのアントニオ猪木氏のあいさつで締めくくった。

 ◆パリ五輪代表選考ポイント男子上位(3月27日時点)

(1)張本智和=233・5点

(2)篠塚大登=159点

(3)戸上隼輔=150点

(4)及川瑞基=114・5点

(5)吉村真晴=108点

(6)曽根翔=95点

(7)吉山僚一=92点

(8)田中佑汰=90点

 ※今大会のポイント配分…1位=100点、2位=90点、3位=80点、4位=70点、5位=60点、6位=50点、7位=40点、8位=30点、ベスト16=20点、ベスト32=10点

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