卓球選考会で快進撃準Vの14歳張本美和がパリ五輪代表争い5位急浮上 伊藤美誠は7番手転落で窮地

 決勝進出を決め、笑顔を見せる張本美和(撮影・伊藤笙子)
 決勝で早田ひな(奥)に敗れ、優勝を逃した張本美和(撮影・伊藤笙子)
 ミスで顔をしかめる張本美和(撮影・伊藤笙子)
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 「卓球・全農カップ平塚大会」(7日、トッケイセキュリティ平塚総合体育館)

 第4回パリ五輪代表選考会として行われ、女子は全日本選手権3冠の早田ひな(22)=日本生命=が決勝で張本美和(14)=木下アカデミー=を4-2で下し、頂点に立った。代表レース首位の早田は選考ポイント100点を追加し、2番手に120点差以上をつけて独走態勢。快進撃で自己最高の準優勝に輝いた張本は90点を得て、大会前の10番手争いから一気に5番手へと急浮上した。

 今大会5位に入った東京五輪代表の平野美宇(23)=木下グループ=は代表圏内となる2番手に浮上。今大会3位となった佐藤瞳(25)=ミキハウス=も8番手から一気に4番手に上がった。

 一方で、今大会16強で散った東京五輪代表の伊藤美誠(22)=スターツ=は4番手から7番手に転落し、五輪代表争いで窮地に立たされている。

 ◆今大会終了時点でのパリ五輪代表選考ポイント上位(カッコ内は大会前の順位)

1(1)早田ひな=332・5点

2(3)平野美宇=207点

3(2)木原美悠=182点

4(8)佐藤瞳=175点

5(10)張本美和=160・5点

6(6)長崎美柚=158点

7(4)伊藤美誠=155・5点

8(7)芝田沙季=137点

 日本協会が国内選考会を中心に独自に設定したポイントで争うパリ五輪代表選考は、来年1月の全日本選手権終了時点での上位2人がシングルス代表に決まる。今後の対象大会としては、世界選手権(20日開幕・ダーバン)、杭州アジア大会(9月・中国)、Tリーグ個人戦(6月・東京都北区)、第5回選考会(9月頃)、第6回選考会(12月頃)などが予定されている。

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