寺田明日香が貫禄V 華麗に跳ねたママさんハードラー 雨でも自己ベスト「まだ余裕ある」

 「陸上・木南道孝記念」(7日、ヤンマースタジアム長居)

 女子100メートル障害は、元日本記録保持者で東京五輪代表の寺田明日香(33)=ジャパンクリエイト=が12秒86(追い風0・7メートル)で優勝。2021年に出した大会記録の自己ベストを0秒01上回り、福部真子(日本建設工業)の持つ日本記録(12秒73)の大幅更新も視野に入れた。

 本降りの雨でも貫禄を見せつけた。寺田は予選から13秒09(無風)と好記録を出すと、決勝でも他を圧倒。「雨や風の恩恵がない中での自己ベスト。まだ余裕がある」とさらなる手応えを口にした。

 昨季の日本選手権を欠場するなど試合から離れて力を入れたのが走力強化だ。この日の記録も「スプリントが速くなったことが大きい」と自己分析する。

 福部の持つ日本記録も「いいリズムが刻めれば(12秒7台は)勝手に出る。今年中に6台を目指したい」と大幅な記録更新も視野。来年のパリ五輪に照準を合わせ「観客が入った五輪を経験していないので、経験したいし、みんなにも見てほしい」と、長女の果緒ちゃん(8)ら家族とともに大舞台を目指す。

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