バレー女子・真鍋監督「日本の英知を結集」パリ五輪メダル獲得へ、サーブ強化チームにロンドン銅の竹下さん、大友さんらが参加
バレーボール女子日本代表が8日、都内で会見を行った。今季は24年パリ五輪切符のかかるW杯(9月16~24日、日本)が開催される勝負の1年。会見に出席した真鍋政義監督(59)は「パリ五輪でメダルを獲得するのが最大の目標。W杯は8チーム中2チームが出場権を獲得できる。1992年バルセロナ五輪以降、五輪の1年前に出場権を獲得した歴史はございません。それだけ難しいと思っていますけど、ぜひこのチャンスをつかみたい。ネーションズリーグではベスト4を目標にして戦っていきたい」と意気込みを語った。
2012年ロンドン五輪以来のメダル獲得へ。課題は昨年から掲げるサーブ強化だ。指揮官は昨シーズンを「サーブミスこそ少なかったですが、相手にAパスされることが多かった。パリでメダルを獲得するためのサーブの水準には全く届いていない。毎年サーブ強化と言ってきましたけど、特に今年、来年とサーブを強化しないと目標は達成できない」と総括した。
そのために「タスクフォース」というパリ五輪を見据えたサーブ特別強化チームを結成。真鍋監督を筆頭にメンバーには、スタッフや代表OBの竹下佳江さん、中道瞳さん、荒木絵里香さん、大友愛さんらロンドン五輪銅メダルメンバーが名を連ねた。
指揮官は「竹下、中道は身長は小さいけど工夫しながら相手を崩していた。荒木絵里香は前後にサーブを考えながら打って効果率が高かった。大友はサーブが苦手なんですけど、代表にはサーブが不得意な選手もいる。それを分かるのは大友。どんな心境で打っていたのかが知りたいので説得した。日本の英知を結集して全力で取り組んでいきたい」と語った。