伊勢ケ浜親方が横綱・照ノ富士の夏場所出場を改めて明言 体重減で「少し動きはよさそう」「出るからには優勝目指して」
大相撲の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が10日、都内で取材に応じた。横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)の夏場所(14日初日、両国国技館)出場を改めて明言。「出るからには優勝を目指して頑張らないといけない。初日、2日目と順調に勝っていけたら波に乗れるんじゃないですかね」と見解を示した。
膝の状態については「これ以上よくならない状態でやっていますから」と説明。ただその中でも、本場所で相撲が取れるまでの水準まで回復しているといい「(3月と比べて)ちゃんと汗をかけている。合間合間で病院に行かないといけないので、その後筋トレしかできないから不安はあるけど、それは勝っていければ変わるだろうし」と語った。
体重が減少したことには「少し動きはよさそう。どっちにしてもやれる中でできることをやるしかない」と話した。
照ノ富士は昨年9月の秋場所を途中休場し、同10月に両膝を手術。その後は3場所連続で全休した。夏場所での復帰を目指して、4月の春巡業を皆勤。5月以降には出稽古で調整を進め、4日の横綱審議委員会の稽古総見にも参加し、大関昇進を狙う関脇霧馬山や関脇大栄翔らと番数をこなしている。