阿部一二三、4度目兄妹Vに改めて感嘆「当たり前じゃない」パリ五輪でのアベック2連覇にも決意新た

 柔道の世界選手権(ドーハ)で、東京五輪と合わせて世界大会4度目の兄妹同日優勝を果たした男子66キロ級の阿部一二三(25)と女子52キロ級の阿部詩(22)=ともにパーク24=が10日、成田空港に凱旋帰国した。ともに24年パリ五輪代表内定も決定的とし、一二三は「喜びの中、ホッとして一安心した」と安どした様子。詩も「喜びはもちろん、優勝できてよかった」と実感を込めた。

 柔道界の最強兄妹は21年夏の東京五輪での同日Vが記憶に新しいが、世界選手権でも18、22、23年とそろって世界一に輝いた。一二三は「すごいっすよね。改めて思うが、五輪からは3年連続…なかなかないですよ」と2人で積み重ねた偉業に感嘆。世界王者として勝ち続けることの難しさは一番熟知しているだけに「うれしいですけど、これが当たり前じゃないっていうのも自分たちはわかっている。一番兄妹で達成しないといけないのはパリ五輪での兄妹での2連覇。切磋琢磨して刺激し合って、そこを取ってこそだと思うので」と気を引き締めた。

 詩も「うれしい」と声を弾ませつつ、「五輪で一緒に優勝したことを超えるのは、パリ五輪で2人で優勝した時かなと感じる。しっかり2連覇して、東京五輪を超える喜びを味わいたい」と声をそろえた。

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