ラグビー 日本が最上位グループ入り認定 土田会長「誠に光栄」 WR理事会での投票権は2から3に

 日本ラグビー協会は11日、国際統括団体ワールドラグビー(WR)の理事会において、世界の中で強豪を指す最上位グループのハイパフォーマンスユニオンとして日本が承認されたと発表した。

 2019年W杯日本大会で日本代表が8強入りした実績などが認められ、WRによる加盟協会の新たなカテゴリー区分の再編に伴いアジア初の最上位グループに入ることとなった。日本のWR理事会での投票権は従来の2票から3票になることが確定した。

 日本協会の土田雅人会長は「このたび日本がハイパフォーマンスユニオンとしてワールドラグビーから認められ、世界のラグビー界を率いるトップユニオンと肩を並べることができますことを、誠に光栄に存じます。当協会は1926年に発足して以降およそ100年、全国各地の関係者の地道な貢献に支えられ、ラグビーの普及発展と競技力の向上に取り組んでおります。

 このたびのハイパフォーマンスユニオン入りは、全ての関係者の長きにわたる努力の賜物であり、ジャパンラグビーの歴史に恥じぬよう気持ちを引き締め、引き続き日本、アジア、そして世界のラグビーの発展に貢献していきたいと存じます。当協会の活動を支える全ての皆様に感謝申し上げますとともに、当協会がミッションに掲げる『世界一ラグビーが身近にある国へ』向けて、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます」とコメントした。

 岩渕健輔専務理事も「日本ラグビーフットボール協会が、フィールドの内外で世界のラグビーの発展に貢献してきたことが認められ、ハイパフォーマンスユニオンという新しい地位を与えられたことを、大変嬉しく思っております。SANZARや6か国対抗の10ユニオンと同じカテゴリーに含まれますことは光栄なことであり、このたびの変更によって、ワールドラグビーの決議の場においてジャパンラグビーの存在感が増すこと、そして他のハイパフォーマンスユニオンとの関係性をより強化することができますことを期待しております。

 引き続き当協会の中長期的な戦略計画に沿って、日本代表チームのパフォーマンスレベルを向上させるとともに、協会の組織運営やマネジメントの構造強化に努め、日本、アジア、そして世界のラグビーの発展へ向けより一層の努力をしてまいりたいと存じます」とした。

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