柔道・永瀬貴規「ふがいない」2年連続3位 強豪ぞろいの階級で地力示すも

 「柔道・世界選手権」(10日、ドーハ)

 男子81キロ級は東京五輪金メダルの永瀬貴規(29)=旭化成=が2年連続で3位となった。準々決勝で李俊奐(韓国)に優勢で敗れ、敗者復活戦から勝ち上がった3位決定戦でサギ・ムキ(イスラエル)に一本勝ちした。

 永瀬は強豪ぞろいの階級で2年連続の3位。地力は示したものの、2015年以来の王座奪還はならず「昨年から進歩のない結果で悔しい。ただただ弱く、ふがいないと感じた」と視線を落とした。敗れた準々決勝は相手の攻撃力を警戒するあまり、気後れしたと反省。指導を重ねて慌てたところで小外掛けを食らってしまったという。「大きな舞台で自分の柔道を出せる強いメンタルをつくっていかなければいけない」と課題を挙げた。

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