斉藤立 五輪王者リネールと初対戦も力負け 内股で相手浮かすもポイント奪えず 故・仁さんと親子Vならず

 準々決勝でフランスのテディ・リネール(右)と対戦する斉藤立
 準々決勝でフランスのテディ・リネール(右)を攻める斉藤立
 準々決勝でフランスのテディ・リネールに敗れ一礼して引き揚げる斉藤立
3枚

 「柔道・世界選手権」(13日、ドーハ)

 男子100キロ超級準々決勝が行われ、昨年大会銀メダルの斉藤立(21)=国士舘大=は12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪2連覇王者のテディ・リネール(34)=フランス=と初対戦したが、延長戦の末、7分40秒で反則負けを喫した。同95キロ超級(当時)で五輪2連覇の故斉藤仁氏との親子世界一はならず、敗者復活戦に回った。

 192センチ、160キロ超の大器は、204センチ150キロの五輪王者と真っ向勝負を挑んだが、百戦錬磨の術中にはまり最後は攻め手を欠いた。序盤は内股で腹ばいにさせるなど攻勢を見せたが、徐々に組み手でいなされ、延長に入ってからは両襟を持ってくる王者に封殺された。7分超えの熱戦となったが、最後は組み手で圧倒されて力負け。初対戦での殊勲星はならなかった。

 斉藤は昨年10月の世界選手権に初出場し銀メダルを獲得するなど、24年パリ五輪に向けて日本重量級復活を期待されるホープ。今大会は3回戦で東京五輪銀メダルのトゥシシビリ(ジョージア)を抑え込んで一本勝ちした。

 敗者復活戦では、日本代表の影浦心(日本中央競馬会)と対戦する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス