21歳斉藤立 無念の2連敗でメダル逃す…五輪王者リネールとの激闘から14分後、日本勢対決で反則負け

 敗者復活戦で影浦心(左)に敗れた斉藤立
 敗者復活戦で対戦する斉藤立(左)と影浦心
 敗者復活戦で対戦する斉藤立(左)と影浦心
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 「柔道・世界選手権」(13日、ドーハ)

 男子100キロ超級が行われ、昨年大会銀メダルの斉藤立(21)=国士舘大=は準々決勝で12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪2連覇のテディ・リネール(34)=フランス=と初対戦したが、延長戦の末、7分40秒で反則負けを喫した。約14分後に行われた敗者復活戦では、影浦心(27)=日本中央競馬会=との日本勢対決となったが、攻め手を欠いて反則負け。メダルを逃し、パリ五輪代表へ前進することはできなかった。

 五輪2連覇の故斉藤仁氏を父に持つ立は、昨年10月の世界選手権に初出場し銀メダルを獲得するなど、24年パリ五輪に向けて日本重量級復活を期待されるホープ。今大会は3回戦で東京五輪銀メダルのトゥシシビリ(ジョージア)を抑え込んで一本勝ちするなど大器の片鱗を見せたが、リネールの組み手で封殺されて反則負けすると、五輪王者との激闘から間髪入れずに臨んだ日本勢対決では、積極的に背負い投げをたたみかけてくる影浦の気迫に押され、指導3つを累積した。

 影浦は準々決勝で世界ランク1位のラヒモフ(タジキスタン)に一本負け。3位決定戦では、同2位のユスポフ(ウズベキスタン)と対戦する。

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