八村塁「貢献できた」レーカーズ決勝進出 日本選手で初の大舞台へ 短い出番でも持ち味発揮
「NBA・プレーオフ・準決勝、レーカーズ122-101ウォリアーズ」(12日、ロサンゼルス)
カンファレンス準決勝(7回戦制)が行われ、西カンファレンスで第7シードのレーカーズは第6シードの昨季覇者ウォリアーズに122-101で勝ち、対戦成績を4勝2敗として突破を決めた。レーカーズの八村塁は途中出場し、16分11秒プレーして9得点、3リバウンド、2ブロックショットをマークした。西の決勝で第1シードのナゲッツと対戦し、第1戦は16日(日本時間17日)に行われる。同決勝に日本選手が勝ち進んだのは初。
総力を結集して昨季王者を撃破したレーカーズの中で、負けじと豪快なプレーを披露した。八村は約16分の出番で持ち味を発揮し、二つのブロックやダンクで会場を沸かせた。西の準決勝を突破し「出場時間も短い中でリズムをつかみにくかったけれど、貢献できた」と誇らしげだった。
第2クオーターにプレーオフならではの激しいプレーの応酬を繰り広げた。まずは自陣ゴール下で相手のシュートをブロック。勢いに乗り、直後の攻撃ではダンクを狙う。だが今度はブロックを食らい、こぼれ球の争いでバランスを崩してコートに体を打ちつけた。
第4クオーターにも鮮やかにブロックを決め、攻撃でも輝いた。速攻でジェームズと並走し、ゴール前で華麗なアシストを受けて両手で力強くダンクをたたき込んだ。
1月に初のトレードを経験し、新天地では苦しみながらも出番を確保してきた。激動のシーズンで西の決勝までたどり着き「僕としても信じられない。自分の見せ場だと思って頑張っていきたい」と鋭いまなざしで語った。