東京ベイが激闘制して初の決勝進出 ラストプレーの猛攻しのいだ 決勝は埼玉-東京ベイ
「ラグビー・リーグワン・プレーオフ準決勝、東京ベイ24-18東京SG」(14日、秩父宮ラグビー場)
東京ベイが激闘を制してトップリーグ(TL)を含めても初の決勝進出を決めた。
前半5分に相手ロックのツイヘンドリックにハイタックルによるレッドカードが出たため数的優位に立った。それでも、粘り強い東京SGに苦戦。先制点を許し、同30分にはトライも奪われて、7-10とリードされ折り返した。
後半7分にSOバーナード・フォーリーのPGで10-10に追いつき、同14分にPGでまたしても勝ち越されたが、同16分にフッカーのマルコム・マークスが逆転トライ(G成功)。17-13と再び試合をひっくり返した。同37分にはフォーリーが勝利を決定的とするトライ(G成功)を挙げた。ラストプレーで猛攻を受けるなど苦しめられたが守り切った。
東京SGとの今季対戦は3度目。12月18日の開幕戦で31-18、4月22の最終節は39-24とレギュラーシーズンでは2度勝っており、同相手に今季3連勝とした。
TLラストシーズンの21年、リーグワン初年度の昨季も3位でついにファイナル進出を決めた東京ベイ。20日に東京・国立競技場でレギュラーシーズン1位の埼玉と優勝をかけて戦う。
主将のCTB立川理道は「タフな試合で勝ち切れたのは自信になった」とした上で、「サントリー(東京SG)さんは、14人になってからもいい戦いができていた。尊敬する」と激戦を振り返った。また、埼玉との大一番へ「あと1週間、いい準備をしてチャレンジしたい。相手は何度も優勝しているチーム。自分たちはチャレンジするだけ。80分間しっかり戦いたい」と意気込んだ。