東京ベイ 初の決勝進出 2度の逆転!猛攻しのいだ CTB立川「新たな歴史を刻めた」
「ラグビー・リーグワン・プレーオフ準決勝、東京ベイ24-18東京SG」(14日、秩父宮ラグビー場)
レギュラーシーズン2位の東京ベイが同3位の東京SGに24-18で競り勝ち、初の決勝進出を決めた。南アフリカ代表フッカーのマルコム・マークス(28)が逆転トライ、オーストラリア代表SOバーナード・フォーリー(33)もトライを挙げるなどしてリードし、最後は東京SGの猛攻からリードを守り切った。決勝は20日に東京・国立競技場で埼玉と対戦する。
2度の逆転で激闘を制した。前半5分に退場者を出した14人の相手に苦しみながら、10-13の後半16分にマークスが決勝トライ。同37分にフォーリーもトライを奪い、「ハッピーです」と強豪国の代表経験者2人が初の決勝に導いた。
24-18の試合終了間際には相手の猛攻を受け、ラストプレーで逆転を許しそうになる場面もしのいだ。計14得点を挙げ、足を痛めながら好タックルで守備でも貢献したフォーリー。「チームのために体をどれだけ張れるか。最後に勝ちにつながるなら(体を痛めても)価値はある」と、スター選手も勝利のために泥くさく戦った。
東京SGに対しては今季開幕戦での初勝利から3戦全勝。かつては下部リーグ降格を経験したチームは、3季連続4強でリーグトップレベルに定着した。12年から在籍する主将のCTB立川は「新たな歴史を刻めた」としみじみ。それでも「みんなを見ても、まだまだという表情」と一気に初Vをつかむつもりだ。