体操・橋本大輝 腰の疲労骨折は驚異の回復「お医者さんにびっくりされた」NHK杯3連覇へ「けがなく終わりたい」

 体操のNHK杯は20日、世界選手権(9~10月、ベルギー)の代表選考を兼ねて東京体育館で開幕する。19日は会場で前日練習が行われ、大会3連覇を狙う東京五輪2冠の橋本大輝(21)=順大=は「ミスなく6種目通しきって、3連覇できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 今年1月に疲労骨折。4月の全日本個人総合選手権は、万全な状態ではなかったが3連覇を果たした。大会後に向かった病院では、「診察してくれたお医者さんに『コルセットもしてないし、(体操をして)動いているのになんでこんなにくっつき始めてるの?』ってちょっとびっくりされた。『こんなにくっつくことはありえない』と言われた」と、驚異の回復をしていたという。

 今は「痛みはだいぶなくなってきた」と話すが、まだ完治はしておらず、「うまく最後までやりきってけがなく終わりたい」と見据える。全日本個人総合選手権の公式練習で痛めた右かかとも「まだゆかと着地が少し痛いので気を付けたい」という。

 得意の鉄棒では全日本個人総合選手権の決勝で抜いたF難度の大技「リューキン」を復活させる。世界選手権の代表切符は既に獲得しているが、「安定性を高めて戦っていきたい。それがいい武器になる」と、勝負強さを養う大会にする。

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