ラグビーリーグワン横浜が東京SGに勝利 初の3位 躍動のデクラーク「素晴らしいシーズンでした」
「ラグビー・リーグワン・プレーオフ3位決定戦、横浜26-20東京SG」(19日、秩父宮ラグビー場)
レギュラーシーズン4位の横浜(旧キヤノン)が同3位の東京SG(旧サントリー)に26-20で勝利し、チーム史上初の3位となった。12-15の後半16分にナンバー8シオネ・ハラシリ(23)のトライで逆転した。昨季まで5シーズン連続で準優勝以上だった東京SGは4位に終わった。決勝の埼玉-東京ベイは20日に東京・国立競技場で行われる。
SHファフ・デクラークが流れを変えた。0-5の前半15分に相手ディフェンスの間を抜け出すとWTB松井のトライを演出。7-15の後半6分には相手の頭上を超えるキックパスを前方に送ると、自らがキャッチしてインゴールに押さえた。チームは試合のペースをつかむと同16分にトリックプレーからハラシリのトライで逆転した。
苦しい戦いの中でもデクラークが次々と攻撃的な手を打ち続けた。同26分には松井のこの試合2トライ目が決まり点差を広げた。
横浜は18-19シーズンに12位など決して上位を争ってきたチームではなかったが、今季初の4強入りを果たし、初の3位まで勝ち取った。この試合で何度も観客を沸かせたデクラークは場内インタビューで「キヤノン(横浜)としてはサントリー(東京SG)に勝つのは初めて。素晴らしいシーズンでした」と喜びを語った。