八村塁 先発10得点もレーカーズ敗退 激動の4季目「いい結果出せた」

 「NBA・プレーオフ・決勝、レイカーズ111-113ナゲッツ」(22日、ロサンゼルス)

 西カンファレンス決勝第4戦が行われ、八村塁(25)が所属する第7シードのレーカーズは第1シードのナゲッツに111-113で屈し、4連敗で敗退が決まった。八村は今プレーオフ(PO)で初先発し、41分56秒のプレーで10得点、7リバウンドをマークした。2桁得点は4試合連続で、出場時間は今季のPOで最長だった。ナゲッツはチーム史上初のNBA決勝進出を果たした。

 負ければシーズンが終わる重要な一戦で、先発に抜てきされた。八村は攻守で力を尽くしたが、熱戦の末にチームは敗退。激動の4季目で、日本人で初めてカンファレンス決勝まで進み「ここまで来られたことはうれしい。僕としてはいい結果を出せた」とすがすがしく言った。

 フル出場した第1クオーターにドリブル突破から右手でダンクを決めた。その後はシュート精度がいまひとつだったが、巧みに反則を誘ってフリースローを沈めるなど前半で全10得点を稼いだ。

 しかし後半は一変。相手の猛反撃を受けた。守備では相手エースのヨキッチをマークしたが、軽快なプレーに翻弄(ほんろう)される。懸命にシュートを阻もうとしたがファウルにつながり、第3クオーター中盤には立て続けに得点を許した。チームとともに自身の攻撃も停滞。前半の15点リードを逆転され「本当に強い。完璧なチーム」と舌を巻いた。

 今季は自身初の移籍を経験した。大きな浮き沈みがあった中、短期決戦では貴重な戦力として輝き、今オフの去就を注目される存在になった。「バスケ人生でこのプレーオフはすごく大きかった。レーカーズに残るならこの悔しさを忘れないで次につなげたい」と誓った。

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