日本ラグビー協会は２４日、６月１２日から同３０日まで行われる浦安合宿と７月３日から８月３日まで実施する宮崎合宿に参加する日本代表メンバー３６人および、日本代表候補メンバー１０人を発表した。

　日本代表には今季のリーグワンで１６トライを挙げ、新人賞こそ逃したがベストフィフティーンとベストラインブレーカーを獲得し、東京ベイを初優勝に導いた２４歳のＷＴＢ木田晴斗が初選出され、新人賞の長田智希（埼玉）も選ばれた。

　ＳＯでは李承信（神戸）、松田力也（埼玉）が選ばれ、田村優（横浜）は外れた。ＦＷではプロップ稲垣啓太（埼玉）、フランカーのリーチ・マイケル（ＢＬ東京）らが名を連ねた。

　日本協会を通じ、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは「いつも日本代表を応援いただき、誠にありがとうございます。９月に控えるラグビーワールドカップの開幕まで５月３１日で１００日前となります。このたび、６月から始まる合宿に向けての日本代表及び日本代表候補メンバーを決定しました。

　いかなるプレッシャーの中でも一貫したプレーができる選手ということでこのメンバーを選考しました。浦安合宿ではコンタクトエリアでの攻防におけるタックル精度をナショナルレベルまで引き上げていくことを狙いとし、チーム力をより向上させ、より強固な絆を作っていきたいと考えています。そして、７月から始まる国内テストマッチ、その先に待つ本番への準備を加速させたいと思っています」とコメントした。

　【日本代表】

〈プロップ〉　稲垣啓太（埼玉）、クレイグ・ミラー（埼玉）、シオネ・ハラシリ（横浜）、具智元（神戸）、垣永真之介（東京ＳＧ）、バル・アサエリ愛（埼玉）

〈フッカー〉　堀江翔太（埼玉）、坂手淳史（埼玉）、堀越康介（東京ＳＧ）

〈ロック〉　ジェームス・ムーア（浦安）、ヘル・ウべ（東京ベイ）、サウマキ・アマナキ（神戸）、ワーナー・ディアンズ（ＢＬ東京）

〈ロック／フランカー〉　アマト・ファカタヴァ（ＢＲ東京）、ジャック・コーネルセン（埼玉）

〈フランカー〉　福井翔大（埼玉）、姫野和樹（トヨタ）、リーチ・マイケル（ＢＬ東京）

〈ナンバー８〉　ファウルア・マキシ

〈ＳＨ〉　斎藤直人（東京ＳＧ）、流大（東京ＳＧ）、福田健太（トヨタ）

〈ＳＯ〉　李承信（神戸）、松田力也（埼玉）

〈ＣＴＢ〉　ニコラス・マクカラン（ＢＬ東京）、中村亮土（東京ＳＧ）、長田智希（埼玉）、中野将伍（東京ＳＧ）、ディラン・ライリー（埼玉）

〈ＷＴＢ〉　シオサイア・フィフィタ（花園）、木田晴斗（東京ベイ）、セミシ・マシレワ（花園）、ジョネ・ナイカブラ（ＢＬ東京）

〈ＦＢ／ＷＴＢ〉　松島幸太朗（東京ＳＧ）

〈ＦＢ〉　山中亮平（神戸）

〈ＦＢ／ＳＯ〉　小倉順平（横浜）

【日本代表候補】

〈プロップ〉　小林賢太（東京ＳＧ）、伊藤平一郎（静岡）

〈フッカー〉　中村駿太（東京ＳＧ）

〈フランカー〉　ピーター・ラブスカフニ（東京ベイ）、下川甲嗣（東京ＳＧ）、ベン・ガンター（埼玉）、テビタ・タタフ（東京ＳＧ）

〈ＳＨ〉　茂野海人（トヨタ）

〈ＷＴＢ〉　高橋汰地（トヨタ）、レメキ・ロマノラバ（東葛）

※所属は今季終了時点の所属。

　今回は、日本代表と日本代表候補という形で発表された。７月からは宮崎での合宿が予定され、同月と８月にはテストマッチを含む５試合が国内で控えるなど９月に開幕するＷ杯フランス大会に向けた活動が本格化する。

　今後の代表活動の日程は以下の通り。

◆７月８日　ジャパン・フィフティーン－オールブラックス・フィフティーン（東京・秩父宮ラグビー場）

◆７月１５日　日本代表－オールブラックス・フィフティーン（熊本・えがお健康スタジアム）

◆７月２２日　パシフィックネーションズシリーズ・日本代表－サモア代表（札幌ドーム）

◆７月２９日　パシフィックネーションズシリーズ・日本代表－トンガ代表（大阪・花園ラグビー場）

◆８月５日　パシフィックネーションズシリーズ・日本代表－フィジー代表（東京・秩父宮ラグビー場）

◆８月２６日　日本代表－イタリア代表（イタリア）