宇良 25年ぶり珍手で6勝目「ずぶねり」トレンド入りでファン沸く「初めて見た」「頭でぶん投げた(笑)」約40秒の長い取組
「大相撲夏場所・12日目」(25日、両国国技館)
幕内宇良が珍手・ずぶねりを決め、6勝6敗と星を五分に戻した。
翔猿と頭で何度も当たって押し合いの体勢が約30秒。一瞬引いた際、肩で息をする苦しい表情を見せた宇良だが、最後はおおいかぶさる相手の胸の下に入れた頭を支点に、ひねり上げるようにのけ反り、翔猿を転がした。
幕内では1998年春場所5日目の旭豊-寺尾戦以来25年ぶりとなる決まり手。館内はやんやの喝采だった。勝利した宇良も、約40秒にも及ぶ長い取組の直後にフラフラと倒れ込んだ。
日本相撲協会公式サイトによると、ずぶねりは「相手の肩か胸に頭をつけて食い下がり、相手の差し手を抱え込むか、ひじをつかんで手と首を同時にひねりながら倒す」決まり手。「頭捻り」がなまって「ずぶねり」となったという。
ネットでも「決まり手」「ずぶねり」がそれぞれトレンド入り。「ずぶねりって初めて見た」「頭で、ぶん投げた(笑)」「すごい名の決まり手」「宇良ふらふら 翔猿苦笑い」「ずぶねり?!?!」「宇良ずぶねり凄い」と盛り上がりを見せていた。