宇良が25年ぶり珍手ずぶねり 関学大時代の同級生の得意技だったと告白「(稽古で)されていた」

 翔猿(右)をずぶねり(頭捻り)で破った宇良(撮影・佐藤厚)
 翔猿(右)をずぶねり(頭捻り)で破った宇良(撮影・佐藤厚)
 翔猿(右)をずぶねり(頭捻り)で破った宇良(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲夏場所・12日目」(25日、両国国技館)

 幕内宇良(木瀬)が珍手・ずぶねりを決め、6勝6敗と星を五分に戻した。翔猿(追手風)と頭で何度も当たって押し合いの体勢が約30秒。一瞬引いた際、肩で息をする苦しい表情を見せた宇良だが、最後はおおいかぶさる相手の胸の下に入れた頭を支点に、ひねり上げるようにのけ反り、翔猿を転がした。

 「ずぶねり(頭捻り)」は、相手の胸に頭をつけ、相手の差し手か肘をつかみながら、自分の頭を軸に相手をひねり倒す技で、幕内では1998年春場所5日目の旭豊-寺尾戦以来25年ぶりとなる珍しい決まり手。館内はやんやの喝采となった。

 宇良は「たまたま。出そうと思って出したわけではないので。精いっぱいやっただけ」と振り返り、ずぶねりでの勝利はアマチュア時代を含めても「記憶にはない」という。ただ、関学大相撲部時代の同級生の得意技だったことを告白し、「人よりは(頻繁に)見てきたと思う。(稽古でよく)されていた」と、学生時代の仲間から受けていた技がとっさに出たことを明かした。

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