ダニエル太郎が全仏快勝発進「本当にいいプレー」世界ランク77位のオコネルに圧巻ストレート勝ち 6年ぶり初戦突破で2回戦へ
「テニス・全仏オープン」(29日、パリ)
男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク112位のダニエル太郎(30)=エイブル=は同77位のクリストファー・オコネル(オーストラリア)を3-0(6-0、6-2、6-4)で下し、2回戦進出を決めた。1時間49分の試合時間での圧勝だった。
クレーを得意とするダニエル太郎が第1セットから相手を圧倒した。剛柔自在のショットが決まり続け、1ゲームも落とさずに6-0で奪うと、第2セットもいきなりブレーク。2-1となったところで、オコネルは脇腹を痛めた様子でメディカルタイムアウトをとった。ただ、その後もダニエルは攻め手を緩めず、6-2でものにした。第3セットも6-4で制した。
圧勝で6年ぶりの2回戦進出を決めた。
試合後は「そんな久しぶりとは。今日は本当にいいプレー。相手が緊張していたところを押し切れた。信じられないようなフォアのリターンのウイナーとか打てたし。自分がやってきた成果が出た」と、笑顔で振り返った。
次戦は第1シードのアルカラス(スペイン)とコボッリ(イタリア)の勝者と対戦する。「アルカラスになるかどうか分からないけど、彼らの試合をみて、分析したい」と、語った。