バレーボール男子・西田有志「現状チームは何も決まっていない」 来月末に所属のジェイテクトを退団
バレーボール男子日本代表が31日、ネーションズリーグ・1次リーグ(6月6~11日、愛知・ガイシプラザ)の開幕を前に、愛知県内で記者会見を行った。
副主将を務める西田有志(23)が取材に応じ、来月末で退団するジェイテクトについて「環境を変えないといけないと思った。ジェイテクトには感謝している。自分を拾ってくれて、ここまで伸ばしていただいたことに変わりはない。『出ていきます』という感じではなく、チームの人と『強くなって戻りたい』という話をしている」と明かした。
今後について「現状チームは何も決まっていない」といい、海外移籍も視野に入れている。ただ24年パリ五輪も1年後に控える中、国内でのプレーを希望。「今環境を(海外に)変えることは選手としてはリスクに感じる。来年五輪で(9月に)予選があってと考えると、タイミングとしてコントロールをやりやすいのは、国内になってくるのかな」と話した。
パリ五輪の出場権がかかる今季。9~10月に行われるW杯(国立代々木競技場第一体育館)でプール2位以上か、24年6月24日時点で世界ランキング5位以内(すでに出場を決めている国は除く)に入っていることが条件となる。
6日に開幕するネーションズリーグは、世界ランキングポイントが獲得できる重要な戦い。西田は「五輪出場権をかける戦いが大切になってくる。副キャプテンに選んで頂いて自覚を持ち、より自分のレベル上げて、チームを引き上げられるように頑張っていきたい」と力を込めた。