5000m日本記録保持者・大迫 まさかの途中棄権 無言で取材エリア通り過ぎる

 「陸上・日本選手権」(1日、ヤンマースタジアム長居)

 男子5000メートル決勝が行われ、日本記録保持者で東京五輪マラソン6位入賞の大迫傑(32)=ナイキ=は途中でレースをやめた。

 同種目に7年ぶりに出場した大迫だったが、スタート直後から中位から後方のポジション。終盤にペースが上がると苦しくなり、残り3周でレースをやめてしまい、まさかの途中棄権となった。取材エリアは無言で通り過ぎた。

 東京五輪の男子マラソンで6位入賞した後に一度は現役を引退したが、22年2月に復帰を表明。パリ五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権は獲得している。レースは残り2周でスパートした塩尻が初優勝を決めた。

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