三浦龍司が圧勝3連覇で世界選手権代表内定「勝ちきることは最低限」 雨中の決戦 有力選手転倒の波乱展開も圧巻独走劇

 男子3000メートル障害で優勝した三浦龍司(撮影・中田匡峻)
 優勝した三浦龍司(撮影・中田匡峻)
 男子3000メートル障害で優勝した三浦龍司(撮影・中田匡峻)
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 「陸上・日本選手権」(2日、ヤンマースタジアム長居)

 世界選手権(8月、ブダペスト)の代表選考会を兼ねて行われ、男子3000メートル障害決勝は、東京五輪7位入賞で8分9秒92の日本記録を持つ三浦龍司(21)=順大=が8分21秒41で3連覇を達成した。既に参加標準記録を突破しており、3位以内に入ったことで世界切符を獲得した。

 「しっかり狙っていたレース。勝ちきることが最低限だった。満足しています」と、振り返った。

 雨中の決戦。序盤に有力候補の青木涼真(ホンダ)が序盤で障害に引っかかり転倒するなど、波乱の展開となったが、大本命にはまったく関係なかった。三浦はレース中盤から一気に差を広げていき、そのまま圧勝した。

 今季は春先で1500メートルや5000メートルに出場し、“本職”の3000メートル障害は5月のセイコーゴールデングランプリ(横浜)が今季初戦となり、8分19秒07の好記録で優勝。今大会が同種目の2レース目となった。「障害への距離感や感覚を養っていく期間は十分取れた」と、準備万端で挑んでいた。

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