昨年の世界選手権銅の北口榛花がまさかの2位に涙「日本で負けてはいけないと思っていたので悔しい」 3連覇ならず

 6投目を投げ終え、首をかしげる北口榛花(撮影・中田匡峻)
 6投目を投じる北口榛花(撮影・中田匡峻)
 決勝で1投目を終え笑顔を見せる北口榛花
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 「陸上・日本選手権」(2日、ヤンマースタジアム長居)

 世界選手権(8月、ブダペスト)の代表選考会を兼ねて行われた。女子やり投げ決勝は昨夏の世界選手権銅メダリストで、日本記録保持者の北口榛花(25)=JAL=が59メートル92で、3連覇を逃し2位に終わった。5投目で61メートル14を投げて逆転した斉藤真理菜(27)=スズキ=が5年ぶりの優勝を果たした。

 試合後、北口は「やっぱり日本では負けてはいけないと思ってずっとやっていたので悔しいですし、もう少し冷静に試合できたらよかったと思ってます。でも、これは1つの結果なので、また次の試合に向けて頑張っていきたい。大会記録投げたくて気持ちが前のめりになってしまった。体のしなやかさを使えなかった」と、悔し涙を浮かべながら語った。

 4月の織田記念国際で64メートル50を投げて、選考基準を満たし、すでに世界選手権代表に内定していた北口。1投目で59メートル92を投げてトップに立ったが、その後は伸ばしきれなかった。

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