失格の加藤未唯が謝罪で擁護のコメント殺到 大坂元コーチのバイン氏「謝る必要はない」フランス選手「あり得ない決定」
「テニス・全仏オープン」(4日、パリ)
女子ダブルス3回戦で加藤未唯(ザイマックス)、アーディラ・スーチャディ(インドネシア)組が失格した問題で、加藤は自身のSNSで謝罪。投稿には擁護のコメントが多数集まっている。
加藤組はマリエ・ブズコバ(チェコ)、サラ・ソリベストルモ(スペイン)組と対戦。第1セットを落として迎えた第2セットの3-1での第5ゲーム。加藤が自コートに落ちていたボールをバックハンドで相手コート奥の方向に軽く打ち返したボールが長くなってしまい、ボールガールの頭に直撃。ボールガールが泣き出してしまった。
加藤はボールガールに謝罪。海外メディアによると、主審は当初警告を与えたが、対戦相手が異議を申し立てて、最終的に失格が言い渡された。加藤は涙を流しながら、コートを後にした。
加藤はSNSに「今日のダブルスの試合中に起きた不幸な出来事について、ボールガールやパートナーのアーディラ、チーム、サポーターの皆さまに心よりおわび申し上げます。まったく故意ではなく、大変申し訳ありません」などと記載。賞金とポイントが剥奪されるペナルティを受けたことも報告した。
これに、大坂なおみの元コーチであるサーシャ・バイン氏は「謝る必要はない。ITF(国際テニス連盟)に訴えなければならない」「コートに立つ為に一生懸命努力してきたのに、その機会があなたとパートナーから奪われたことを残念に思う」などとコメント。
フランスのアリーゼ・コルネは「あり得ない判決。本当に残念ですが 多くのプレーヤーがあなたを応援しています」とエールを送り、全豪オープンの元ディレクターで、元世界1位のポール・マクナミー氏も「謝るべきことは何もないと思う。あなたがさらに前進する機会が奪われたことが悲しい」とコメントした。