110M障害・泉谷駿介 日本新はコーヒーが後押し? 世界選手権は「ファイナル目指す」
日本陸上競技連盟は5日、大阪府内のホテルで世界選手権(8月、ブダペスト)代表の記者会見を行った。日本選手権の男子110メートル障害で今季世界2位の13秒04(向かい風0・9メートル)の日本新記録を出して3連覇した泉谷駿介(23)=住友電工=、同種目の高山峻野(ゼンリン)、男子20キロ競歩の池田向希(旭化成)、女子マラソンの加世田梨花(ダイハツ)の4人が登壇した。
泉谷の日本新は東京五輪の金メダルと同タイム。さらに、日本選手権を優勝したことで世界選手権代表も決めた。それだけに「昨日の試合を終えて、まずは日本記録更新と代表内定できてホッとしています」と笑顔だった。
会見では試合のルーティーンとしてコーヒーを飲むことを明かした。試合の1週間前からカフェインを抜き、勝負の日の「朝に飲む」と説明。大学時代からの習慣で、日本選手権の決勝でも朝に飲み、日本新を出したという。
世界選手権へは「今回は力を出し切れるようにファイナルを目指して頑張りたい」と宣言。「自分との戦い方が大事だと思っている。自信を生かして自分の走りができたら」と意気込んだ。