ディーン元気 3カ月海外遠征へ“新兵器”ミズノ新寝具「浮いている感じ」
陸上男子やり投げで昨年の世界選手権(オレゴン)9位のディーン元気(31)=ミズノ=が8日、大阪市内で所属先のミズノが開発した寝具シリーズ「MIZUNO SLEEP」の発表会に出席。新製品「リフル マットレス」を数日前から使用しており「浮いている感じがする」と感想を述べた。また、これまでも「体重が100キロ前後あり、体も凹凸があるので体圧分散にこだわっていた」と話し、「体にフィットする感じでいい睡眠が取れている」と競技生活への好影響も感じている。
練習拠点のフィンランドなど海外滞在が多いディーン。特に、やり投げは「走ってきて急ブレーキをかけ、体にタフな負荷がかかる種目。(体の)出っ張っている部分に圧を感じると、次の日に残る」とこれまでも睡眠の質には気を配ってきた。故障に苦しんだ時期をへて30代に入り、より疲労回復や故障の予防にも重点を置くだけに「(疲労の)回復には、睡眠が大きく(割合を)締めている。翌日の練習の質が大きく変わる」と寝具への意識も高い。
10日には練習拠点でもあるフィンランドに出発し、13、17日に同地で2試合に出場。その後も海外転戦をへて、出場を見据える世界選手権(8月、ブダペスト)まで約3カ月の海外生活が続く。特に「フィンランドは柔らかいベッドが多い」と悩みの種だった。新マットレスは、折りたたんで持ち運びできるため、「ぜひ持って行きたい」と“新兵器”に期待していた。