杉原愛子 昨年現役生活「一区切り」も、全日本種目別で“復帰”「めっちゃ気持ち良かった」 きっかけは母の「出てほしい」

 女子床運動予選で演技する杉原愛子
 女子床運動予選で演技する杉原愛子
 取材に応じる杉原愛子
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 「体操・全日本種目別選手権」(10日、代々木第一体育館)

 体操女子の16年リオ、21年東京五輪代表で、22年に現役生活に「一区切り」をつけた杉原愛子(23)=武庫川女子大=が床運動に出場し、12・966点の3位で11日の決勝に進出した。「(実戦は)約1年ぶりでめっちゃ緊張はあったけど、楽しみの中でできた」とはにかんだ。

 杉原は「007&NA」をノリノリでダンスした。終盤では観客から手拍子が送られ、「めっちゃ気持ち良かったです」。演技が終わると笑顔で手を振った。

 昨年大会の床運動で2位となり、現役生活に一度区切りをつけていた。現在は武庫川女子大の強化コーチとして、付属校の中学生を指導。リポーターや審判など、多方面での活動を続けている。

 再び選手としての大会出場を決めたのは「全日本、NHK杯でリポーターをさせていただいてて、うわー楽しそうやな、出たいなという気持ちもあった」ことが始まりだった。「最初は出る気はなかったんですけど、帰ってママ(智里さん)に『出てほしい』と言われて。一番のきっかけはそれ」と笑って説明した。

 今大会の目標は「(予選突破して)2日間演技をしたい」と掲げていた。決勝進出を決め「一番の目標はクリアできました」とうなずいた。今後は4種目で大会に出る構想もあり、「技を戻している」とも明かした。まずは決勝へ、「大会を試合のように盛り上げて、エンターテイナーのようにしたい」と意気込んだ。

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