JOC 札幌での冬季五輪は34年以降も招致 30年大会は東京五輪での汚職影響で情勢困難

 日本オリンピック委員会(JOC)は13日、都内で理事会を開き、札幌市と招致を目指す冬季五輪について、2030年大会にこだわらず、34年以降の招致も認めることを決めた。30年大会開催を前提に進めてきたが、東京五輪を巡る汚職事件などの影響で困難な情勢となっている。

 JOCの籾井常務理事は「(30年大会前提の)スケジュールありきではなく(市民の)理解を得て、いろんな可能性に柔軟に対応できるようにする」と報告した。また、34年大会以降については、公平性の観点から他の自治体にも開催都市として立候補の機会を設ける。

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