山下泰裕氏、全柔連会長退任を報告「筋通して退任すべき」JOC会長としてガバナンスコード順守
日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(66)が15日、都内で定例会見を行った。兼務していた全日本柔道連盟(全柔連)の会長職は今月の役員改選で退任することが決まったが、「JOCは各NF(国内競技統括団体)を審査する立場にある。私自身、スポーツ団体ガバナンスコードができてIF(国際連盟)役員として2回(退任を)延期したが、ここは筋を通して退任するべきだろうと考えたのが最も大きな理由」と述べた。
山下氏は1996年4月から全柔連の理事を務めており、2017年6月に同会長就任。19年6月からはJOC会長も兼任しているが、理事の任期を原則10年と定める「スポーツ団体ガバナンスコード」を各競技団体に順守させる立場にあるだけに、自身の在任期間の長さを踏まえて全柔連の次期役員候補からは外れていた。28日の評議員会、臨時理事会を経て正式に退任し、新会長とともに記者会見を開く。
また、JOCは今月29日に役員改選が行われる。